大学を出る意味とは(特に文系)

 社会人になって、「大学で何学んでたの?」とか「大学出て意味あったの?」という質問をたまにされます。

 

聞いている人は、単なる興味で聞いているんだろうけど、聞かれる方からすると、意味なかったんじゃない?的な意味合いが含まれているように聞こえて、ちょっとイラッとする...笑

 

特に文学部卒の私なんて、よりそう感じるわけで...

(理系の人でも、大学の勉強は実践的な方面で意味ないようなことを言う人もいますね)

意味なかったなんていうと、自分の人生否定しているみたいで嫌だし、意味なかったとは思っていないので、なんでそう思うか直接説明すればいいんだろうけど、まぁそこは社会人として、「意味ないですね〜」と軽く流すのが、角も立たずにいいのです。

 

結局、意味ないとは全く思ってないので、なぜそう思うのかをこのブログに書いて気持ちを消化します。笑

ざっくりいうと、大学を出て、自分で考えるようになった、考え方が多様になったというのが、大学を出た意味になるかと思います。

 

では、細かく書いていきます。

 

もし、自分が高卒で働いていた場合...

とりあえず、大卒と同じ会社で働く設定にします。

(現実では、大卒じゃないと入れない会社もありますけど)

 

高校のときは、結構厳しい部活に入っていたので、顧問の先生の一神教みたいな感じでした。

いわゆる洗脳ってやつですよね。高校時代もいいこともいっぱいあったので、全部否定するわけではありませんけど...

 

その洗脳されやすい状態で、働いていたら...

・上司の言うことは絶対

・仕事第一!プライベートはほっておけ

という感じのいわゆるモーレツ社員(社畜)になっていただろうと思います。

 

というか、私が大学に入った理由って...

・将来、何をして働いて生きていけばいいか分からない

(結局、就活始まるまで真剣に考えなかった...)

・とりあえず、勉強して、いい大学出たら、いい未来あるじゃん!

という根拠のない思い込みからでしたね。

 

大学に入って、いろいろショックを受けたこともありますが、それは別の記事で思いの丈を綴ろうかな...

 

で、大学に入って、ドイツ語学・ドイツ文学を専攻するわけですが、特にドイツ語がペラペラとかそういうわけではありません...

 

大学で学んだのは、「自分で考える」ということですね。

 

大学の勉強って、高校までの点数をとる勉強と全然違いました。

(うまく説明したいけど、いい例も出ないし、説明できない。ごめんなさい。)

 

あとは、自分の生きてきた世界と違う世界の話を聞けたこと。

いろんな人と知り合って、いろんな人生を聞きました。

あと、日本だけじゃなくて、ドイツのことも。

日本って、他の国と比べて、どういう労働環境なんだ?とか、そういったことを知ることによって、自分が正常な環境で生きているのか?ということを考えられるようになった。

 

ひとつしか知らないと、その世界で生きて、その世界にいることが当たり前で、もっと別の世界で幸せに生きられるか、なんて考えないんだろうなぁ...

 

こういうことを体感して、洗脳されにくい状態になったというのが、一番大きいかなぁと思います。

 

あとは、人はなぜ怒るのか、悲しくなるのか、人はなぜ他人と比べるのか、とか...

 

普段生きていたら、考える機会のないことを考えられるようになって、社会に出て、自分がそういう感情を持ったときに、客観的に自分の気持ちを捉えられるようになった。

 

文章を書いたら、気持ちがすっきりしました。

生きていたら、いろんなことありますよね。